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2016/07/23

渋谷組二輪会 熊本地震支援活動 第2弾PJ 活動レポートと収支報告(2016年7月16日~17日)

いつも渋谷組二輪会の支援活動にあたたかいご支援を頂きありがとうございます。

今回は東北 宮城・福島での活動、第26弾プロジェクトを熊本地震支援活動の第2弾に変更し活動しました。

5月7日~8日に訪問した西原村、熊本市東区の小学校でミニ縁日を開催して、今回もたくさんの子どもたちの笑顔と出会えました。

今回の活動では訪問先の来場児童数が多く見込まれ、従来のミニ縁日機材だけでは対応が困難と予想されたため、渋谷組二輪会の強力サポーターである東京都の清野さんが2台のミニパチンコゲーム機を作ってくれました。

従来のパチンコゲーム機は昨年3月に闘病の末他界された渋谷組二輪会の重鎮の横尾さんが作ってくれたものですが、今回の活動より新たに2台のパチンコゲーム機が加わり会場が更に賑やかになりました。

清野さん、時間のない中で2台ものパチンコゲーム機の製作をありがとうございました。




そして当ブログではお馴染みの石巻市立大川小学校へ通っていた巴那ちゃん。
3.11当時小学4年生の女の子でした。


ひまわりの咲くこの季節に読んでほしいと巴那ちゃんママから熊本の子どもたちへの支援品として、絵本『ひまわりのおか』10冊を送って頂きました。

この絵本は東日本大震災で74名もの児童が津波で命を落とした大川小学校の8人のお母さんたちによる絵本です。

未だ行方不明のままの巴那ちゃんとお兄ちゃんの当時小学6年生だった堅登くんも絵本の中で元気な笑顔を見せています。





絵本は西原村立 山西小学校、熊本市立 東町中学校、同 東町小学校、同 健軍東小学校の校長先生、教頭先生にお渡しし図書室で子どもたちに読んでもらうことにしました。巴那ちゃんママ、ご支援頂きありがとうございます。



それでは2日間の活動レポートです。

初日7月16日(土)は熊本県西原村立 山西小学校に通学している子どもたちがいる地区のひとつ、高遊コミュニティセンターでミニ縁日を開催しました。

当初は山西小学校での開催予定でしたがこの3連休で避難場所となっていた体育館から漸く完成した仮設住宅への引っ越しと重なってしまい、高遊コミュニティセンターでの開催となりました。





この日の西原村は昼頃まで雨の生憎の天気でしたが開始時間前には雨も上がり予定通りにミニ縁日を開催することが出来ました。

新たに加わったパチンコゲーム機2台もフル稼働で開始直後から会場は歓声と笑顔で一杯になりました。

ここでは福岡市の西南学院大学のボランティアのみなさんがお手伝いをしてくれました。
ご参加頂きありがとうございました。




初登場の横幅2メートルもある大型射的ゲームは開始早々から大人気!


金魚すくいも今回は4張のプールを出して対応、子どもたちが楽しく遊んでいました。



夏の定番のかき氷屋さんは開始から終了時間まで終始フル稼働!
薄日が射し、蒸し暑かったこの日は冷たいかき氷が大人気。
みんな美味しいと言ってとても喜んでもらうことが出来ました。





パチンコゲーム大当りが出てみんな大喜び!
西原村の元気な子どもたちの笑顔です!








会場は私ひとりでは撮り切れないほどの子どもたちの笑顔であふれていました。来場した子どもたちの数は約90名。
子どもたちとの楽しい時間はあっという間に過ぎてミニ縁日の終了です。

最後は恒例の記念撮影を子どもたちと一緒に撮りました。




こうしてたくさんの子どもたちの笑顔と出会えた初日の活動は無事に終了しました。



宿泊先への帰路、熊本地震で甚大な被害を受けた益城町を視察。3ヶ月が経った今でも復旧すらままならない被害の大きさにメンバー一同声が出ませんでした。



ありきたりの言葉ですが1日も早い復興を願わずにはいられません。
益城町のみなさん。どうぞ頑張ってください。




2日目、7月17日(日)は朝から雨模様。
午前中は熊本市東区の東町小学校へ訪問しました。



ミニ縁日会場作りの準備中は小雨が降っていたものの、予報通り開始時間前には雨も止みいよいよミニ縁日の開始です。

開始前にミニ縁日の遊び方などを子どもたちに説明。
説明の最後には熊本の子どもたちへの支援品として贈られた絵本『ひまわりのおか』に出てくる巴那ちゃんたちのお話しを。

石巻市の大川小学校という小学校でみんなと同じ小学生がたくさん津波の犠牲になるという悲劇が起きて、当時小学4年生だった巴那ちゃんという女の子は5年が過ぎた今でも行方不明なんだよ、とお話しさせてもらいました。
子どもたちはみんな真剣に話しを聞いてくれていました。


いま小学6年生の子どもたちも3.11当時は入学前の年長さん。
時の経過は早いですね。




そして、いよいよお楽しみミニ縁日の始まりです!
パチンコゲーム、かき氷屋さん、射的ゲーム、金魚すくいとすべての出し物に大行列でした。





東町小学校では約200名の子どもたちが遊びに来てくれてみんな楽しく遊んでくれました。

東町小学校の元気な子どもたちの笑顔。
みんないい笑顔ですね!





体育館に目を向けると立ち入り禁止のロープが張られ、被災のため使用が出来ない状態でした。
きっと子どもたちも不便な思いをしていますね。
1日も早い復旧を望みます。




所々で地震の爪痕が残りながらも子どもたちは元気いっぱい。
笑い声と笑顔のうちに東町小学校でのミニ縁日は終了です。

午後の開催に備え手早く撤収作業を終えてからの記念撮影です。



ご紹介が遅くなりましたが2日目は今回ご縁を頂いた熊本競輪の5名の現役選手の方たち、福岡市からは全日程を中尾さんがお手伝いをしてくれました。

熊本競輪からは熊本支部長の松尾選手、副支部長の倉岡選手、西島選手、藤本選手、時松選手の5選手が参加。

みなさんプロスポーツマンらしく動作は機敏でとても明るい。
良い出会いに感謝です。


福岡市から参加の中尾さんには2日間フル稼働して頂きました。



午後からは今回最後の活動場所、熊本市立 健軍東小学校でミニ縁日を開催しました。




ここ健軍東小学校は5月8日以来2度目の訪問。

集まっていた子どもたちに『おじさんたちのこと覚えてる?』と聞くと、みんな『覚えてるっ!』と元気な返事が返ってきました。

最初にミニ縁日の説明と絵本『ひまわりのおか』のお話しをしてから元気良くミニ縁日の開始です。



この日の熊本は午後からジリジリと暑い真夏日。
かき氷屋さんには長蛇の列です。
暑いからかき氷屋さんは大繁盛でした!




少しでも涼しいところで、と木陰に設置したパチンコゲーム、金魚すくい、射的ゲームでしたが子どもたちは暑い暑いと汗をかきながら元気に遊んでいました。







健軍東小学校の子どもたちもどこにも負けない元気の良さでした。
ここでも撮れ切れないほどの子どもたちの笑顔と出会えました!

来場した子どもたちの人数は約200名とたくさんの子どもたちと楽しく遊べました。





浴衣姿の仲良し3人娘。
美味しそうにかき氷を食べていました。





元気いっぱいの6年生チーム。
男の子、女の子、みんな仲が良さそう!





そしてミニ縁日終了後の健軍東小の水本教頭先生と一緒に記念撮影です。




こうして2日間の活動を予定通り無事に終了することが出来ました。


前回5月の活動に続き今回もみなさんからあたたかいご支援をたくさん頂きました。
いつもありがとうございます。


そして今回も訪問先との調整やミニ縁日機材の受取り、発送などご尽力頂いた熊本市立東町中学校の香山校長先生。

西原村高遊地区の地区長の碇さん、
東町小学校の吉岡教頭先生、健軍東小学校の水本教頭先生。
大変お世話になりました。

暑い中での活動でしたが子どもたちにも喜んでもらえました。
ありがとうございました。

西原村山西小学校の工藤校長先生からは、お疲れ会にみなさんで飲んで下さいと焼酎の差し入れを頂きました。

そして今回お手伝い頂いた熊本競輪の松尾支部長をはじめとする選手の方たちに感謝です。
みなさんのお手伝いがなければあれだけ多くの子どもたちの対応は難しかったでしょう。
暑い中での活動にご参加頂きありがとうございました。


二輪つながりの何かの縁。
これからもどうぞよろしくお願いします。


今回の活動を通して出会えた子どもたちの人数約500名。
暑い中での2日間でかき氷用に準備していた1,200杯分のカップが最後に底をつくほどでした。
いつもは少し余る景品用のお菓子袋もオモチャも、ひとつも無くなるほどの大盛況。


どの会場でも子どもたちのお母さんたちから、地震の後にはこうした地区ごとのイベントが無くなり、今回の様な催しはありがたいと言っていただいたことが、我々渋谷組二輪会の活動趣旨である『我が子の笑顔を見れば親も笑顔に。親の笑顔を見れば子どもはもっと笑顔に』を実践できたのではないでしょうか。

発災から丸3ヶ月が経過した熊本。
まだまだ地震の爪痕はいたるところに残っていましたが、熊本には元気な子どもたちがたくさんいることで少しは安心。

子どもたちの未来のためにも1日も早い復興をお祈りいたします。


■収支報告

収入の部
5月7日~8日に開催した熊本地震支援活動 第1弾からの繰越金が19,859円。
今回みなさんからの支援金入金が490,000円。

合計509,859円の収入となりました。

いつもあたたかいご支援を頂きありがとうございます。


支出の部
パチンコゲーム用お菓子袋、326円を250袋、112円を500袋と送料1,920円で139,149円。
かき氷用シロップ26本、氷カップ1,000個他で25,156円。

レジ袋、ゴミ袋及び送料で4,767円。
パチンコゲーム用景品おもちゃ一式を189,873円と46,515円。

ミニパチンコゲーム機制作の材料費21,522円。

ミニ縁日機材搬送費(厚木-熊本)往復で60,000円。
かき氷用 角氷計18袋で13,200円。


支出合計は501,478円で次回への繰越金は8,381円となりました。
繰越金は次回8月20日~21日に開催する第26弾で使用させて頂きます。


◆収支報告書




◆支援金受入口座の入出金明細










◆支援品購入の領収書、納品書









以上、2016年7月16日~17日で活動した熊本地震支援活動 第2弾プロジェクトの活動レポートと収支報告でした。

次回は活動の地を東北に戻し、8月20日~21日に渋谷組二輪会 第26弾プロジェクトを開催します。

8月20日(土)は宮城県東松島市矢本仮設住宅のみなさんの移転先、東松島市あおい復興団地で、21日は福島県いわき市豊間復興団地でミニ縁日を開催します。

今後とも渋谷組二輪会の支援活動にご支援、ご協力を頂きます様お願いします。

渋谷組二輪会
管理人
玉井 一由